猫が耳をかゆがる原因は?病院へ行く目安と自宅で確認したいポイント
共有
猫が後ろ足で何度も耳をかいたり、頻繁に頭を振ったりしていると、「耳がかゆいのかな?」「病院へ連れて行ったほうがいい?」と心配になりますよね。
一時的に耳をかく程度であれば問題がない場合もありますが、何度も繰り返す、耳が赤い、汚れやニオイがあるといった場合には、耳のトラブルが起きている可能性があります。
今回は、猫が耳をかゆがるときに考えられる主な原因、自宅で確認したいポイント、動物病院へ相談したい症状についてご紹介します。
1.猫が耳をかゆがる主な原因
猫が耳をかゆがる原因は一つではありません。
耳ダニ
耳ダニが寄生すると、強いかゆみが起こることがあります。黒っぽい耳垢が増えたり、頻繁に耳をかいたり、頭を振ったりすることがあります。
外耳炎
耳の入り口から鼓膜までの外耳に炎症が起こった状態です。赤み、かゆみ、耳垢の増加、ニオイなどがみられることがあります。
アレルギーや皮膚トラブル
アレルギーなどの皮膚トラブルによって、耳の周辺にかゆみが出る場合もあります。
異物などによる刺激
耳の中に異物が入ったり、何らかの刺激を受けたりすることで、猫が耳を気にすることもあります。
原因を外見だけで判断することは難しいため、症状が続く場合は動物病院で確認してもらうことが大切です。
2.自宅で確認したいポイント
猫が耳を気にしているときは、普段との違いを確認してみましょう。
確認したいポイントは、
・耳をかく回数が増えていないか
・頻繁に頭を振っていないか
・耳の中が赤くなっていないか
・耳垢が急に増えていないか
・黒っぽい耳垢がないか
・耳から強いニオイがしないか
・耳を触ると嫌がったり痛がったりしないか
・耳の周囲に傷や脱毛がないか
などです。
左右の耳を比較してみると、変化に気づきやすくなることがあります。
3.動物病院へ相談したい症状
次のような症状がみられる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
・何度も強く耳をかいている
・頭を頻繁に振っている
・耳の中が赤い、腫れている
・耳垢が急に増えた
・黒っぽい汚れが多い
・耳から強いニオイがする
・耳を触ると強く嫌がる、痛がる
・耳から出血や液体が出ている
・頭を傾けた状態が続いている
・ふらつきなど普段と違う様子がある
強くかき続けると、爪で耳の周辺を傷つけてしまうこともあります。
症状が繰り返す場合や悪化している場合は、自己判断で長く様子を見るのではなく獣医師へ相談してください。
4.自宅でのお手入れで注意したいこと
耳が汚れていると、「綿棒で奥まで掃除したほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、無理に耳の奥まで綿棒などを入れると、耳を傷つけたり、汚れを奥へ押し込んでしまったりする可能性があります。
また、人間用の耳薬や消毒液などを自己判断で使用することも避けましょう。
耳のお手入れが必要な場合は、猫に適した方法やイヤークリーナーについて獣医師へ確認すると安心です。
5.普段から耳の状態をチェックしましょう
耳のトラブルを早く発見するためには、普段の状態を知っておくことが大切です。
猫がリラックスしているときなどに、
「耳の色」
「耳垢の量」
「ニオイ」
「耳をかく頻度」
「頭を振る回数」
などを無理のない範囲で確認しておきましょう。
普段の状態を知っていれば、小さな変化にも気づきやすくなります。
まとめ
猫が耳をかゆがる原因には、耳ダニ、外耳炎、アレルギー、異物などさまざまなものがあります。
大切なのは、耳をかいていることだけではなく、耳の赤み・耳垢・ニオイ・痛み・頭を振る回数などを一緒に確認することです。
症状が続く、強くかき続ける、耳が赤い、ニオイや汚れが目立つなどの変化がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
日頃から愛猫の耳を観察する習慣が、トラブルの早期発見につながります。
医療情報について
※この記事は猫の健康についての一般的な情報を提供するもので、診断や治療を目的としたものではありません。症状が続く場合や猫の状態について判断に迷う場合は、獣医師・動物病院へご相談ください。